目指すは何も考えないこと

何も考えずに自由に

息子の昔の同級生かもしれない女性

この前、たまたま一人で外を歩いていた。それも自宅からは二駅ぐらい離れていた街だった。二駅なので近所と言えば近所だし、歩いていけない距離ではない。信号を渡っているとき、やけに目立つ赤いスカートを履いている女性が歩いているなと思ってふと顔を見てみた。そしたら少し驚いた。もしかしたら長男の昔の同級生だったかもしれない。もちろん話しかけたりはしなかった。変に思われるので。

長男が中学生のとき、同級生の女の子が一緒にペアを組んで化学の実験のレポートを息子とやっていた時期があった。結構大変な実験だったそうで俺も少し手伝ったな、レポートのまとめ方についてなど。本当はここまで親が子どもの宿題に手を出すのはやりすぎだと自分でも自覚しながらも目の前にいるとつい手を出してしまう癖が昔あった。

かなり物静かなショートカットの女の子で、真面目そのものだった。礼儀正しく、あまり笑うこともなかった。笑った姿を見たことがなかった。そう、表情が独特だったことを覚えている。その同じ独特な表情と見覚えある目鼻立ちの女性を見かけたから、あ!と思ったのであった。ああいった雰囲気の女性はなかなかいないと思う。瞬間的に長男の中学時代を思い出してしまった。

あの実験のこともまだ覚えている。家でもわざわざ色々と変わった成分を買いに行って予行演習したりしたからな。懐かしいな、息子たちの中学時代。